1.国際会議誘致の部
第99回ライオンズクラブ年次国際大会(The 99th Lions Clubs Annual International Convention)
第17回世界経済史会議 (XVIIth World Economic History Congress Kyoto 2015)
CID-UNESCO ワールドダンス・コングレス (CID-UNESCO World Congress on Dance Research)
2.国際会議開催の部
2011年国際電気通信会議(International Conference on Communications 2011 (ICC2011))
第9回構造および複合領域の最適化の世界会議(WCSMO9)(9th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimization)
国際ビジネス学会(AIB)2011年次総会(Academy of International Business 2011 Annual Meeting)
第23回国際血栓止血学会(XXIIIrd Congress of the International Society on Thrombosis and Haemostasis (ISTH2011))
第24回世界建築会議 UIA2011東京大会(UIA2011 TOKYO The 24th World Congress of Architecture)
効果的なPRや開催立候補による諸外国との誘致競争の結果等において、わが国への誘致に成功した国際会議
会議名 |
和文:第99回ライオンズクラブ年次国際大会 英文:The 99th Lions Clubs Annual International Convention |
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開催期間 | 2016年6月24日〜6月28日(5日間) |
主催者 | ライオンズクラブ国際協会337複合地区ガバナー協議会 |
開催都市 | 福岡市 |
参加予定人数 | 30000名(海外:10000名 国内:20000名) |
参加予定国数 | 約205カ国・地域 |
競合国(都市) | |
受賞理由 |
1.日本では2002年の大阪開催以来、14年ぶりの開催となる。 2.本格的な誘致活動の前より当該クラブの国際会長や国際理事に対しPRし、誘致に向けた情報収集をしていた。 3.競合都市が5都市と多数ある中、ビットペーパー提出にあたっては、他都市に比べて日本・福岡の特徴が何かであることを徹底的に調べ、他都市の魅力に負けない提案を作り上げただけでなく、福岡市、福岡観光コンベンションビューローと協力し、会場やホテルの確保等を行い、より現実味のある提案を示せた。 |
会議名 |
和文:第17回世界経済史会議 英文:XVIIth World Economic History Congress Kyoto 2015 |
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開催期間 | 2015年8月3日〜8月7日(5日間) |
主催者 | WEHC 2015 国内組織委員会 |
開催都市 | 京都市 |
参加予定人数 | 1000名(海外:700名 国内:300名) |
参加予定国数 | 約50カ国・地域 |
競合国(都市) | |
受賞理由 |
1.アジアでは初めての開催であり、日本のこの分野に於ける貢献度、レベルの高さを明確に打ち出し、認知してもらった。 2.競合都市(2都市)の誘致活動情報を収集し、京都開催の強みを明確に打ち出し、プレゼンテーションでの想定質疑を綿密に作成するなど、主催者が一丸となって対応した。 3.京都市の誘致支援制度を活用し、開催地決定に影響力を持つキーパーソンを招請し、京都の魅力を視察してもらった。 |
会議名 |
和文:CID-UNESCO ワールドダンス・コングレス 英文:CID-UNESCO World Congress on Dance Research |
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開催期間 | 2014年8月14日〜8月18日(5日間) |
主催者 | ユネスコ国際ダンスカウンシル東京事務局 |
開催都市 | 浦安市 |
参加予定人数 | 600名(海外:200名 国内:400名) |
参加予定国数 | 約40カ国・地域 |
競合国(都市) | |
受賞理由 |
1.ヨーロッパ中心のこの会議を初めて日本に誘致した。 2.JNTO主催2010年度「国際会議キーパーソン招請事業」(Meet Japan)にて開催地決定権を持つExecutive Directorを招請し、ちば国際コンベンションビューローの開催支援体制、会議場やホテル等、優れたコンベンション施設に加え、豊かな日本文化が好印象となった。 3.浦安市長が自らMeet Japanの場を利用し、トップセールスを行い、Executive Directorが好印象を持った |
国際会議開催にあたり会議運営、地域貢献等において、今後の模範となる実績を挙げた国際会議
会議名 |
和文:2011年国際電気通信会議 英文:International Conference on Communications 2011 (ICC2011) |
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開催期間 | 2011年6月5日〜 6月9日(5日間) |
主催者 | 2011年国際電気通信会議 実行委員会 |
開催都市 | 京都市 |
参加予定人数 | 1805名(海外:1252名 国内:553名) |
参加予定国数 | 47カ国・地域 |
競合国(都市) | |
受賞理由 |
1.日本で初開催であり、震災から3ヶ月も経っておらず、訪日客数が著しく減少する中での開催であったが、海外からの参加者が1,000名を越え、日本全体への経済波及効果に貢献した。 2.会期中、秋篠宮殿下を迎えての復興を願う式典に於いて,殿下より「今回の震災を乗り越えて,高度情報化社会の実現に今後もこの会議が重要な役割を担うことを期待する」とのお言葉を賜り、復興に取り組む日本の力強い姿を世界に発信できた。 3.来日できなかった海外からの参加者の発表を、音声付プレゼンデータを送付してもらい、会場内で放映し、発表分野の欠落が出ないように工夫した。 4.一般向けのシンポジウムで、小中学生向けの科学実験教室を行い、将来を担う子供たちの興味を引き立てるなど、社会貢献も行った。 |
会議名 |
和文:第9回構造および複合領域の最適化の世界会議(WCSMO9) 英文:9th World Congress on Structural and Multidisciplinary Optimization |
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開催期間 | 2011年6月13日〜6月17日(5日間) |
主催者 | 第9回 構造および複合領域の最適化の世界会議 実行委員会 |
開催都市 | 静岡市 |
参加予定人数 | 250名(海外:130名 国内:120名) |
参加予定国数 | 21カ国・地域 |
競合国(都市) | |
受賞理由 |
1.震災後、一時は開催が危ぶまれたが、主催者がいち早く機転を効かし、規模を縮小しながらホームページ上で正確な情報を発信するなどして結果的に開催へと結びつけた。 2.地理的に工場の多い静岡の強みを生かし、産業視察を取り入れ、エクスカーションとして観光以外の分野で地元に貢献できた。 3.震災後にも関わらず、駆けつけてくれた参加者に謝意を表するため、地元らしいアトラクションとして大道芸パフォーマンスやマグロ解体ショーを行い、ホスピタリティーを提供した。 4.限られた予算を有効的に使うため、アルバイト等を利用し、出費を抑える運営を心掛けた。 |
会議名 |
和文:国際ビジネス学会(AIB)2011年次総会 英文:Academy of International Business 2011 Annual Meeting |
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開催期間 | 2011年6月24日〜6月28日(5日間) |
主催者 | 2011年国際ビジネス学会 大会実行委員会 |
開催都市 | 名古屋市 |
参加予定人数 | 1030名(海外:800名 国内:230名) |
参加予定国数 | 40カ国・地域 |
競合国(都市) | |
受賞理由 |
1.日本での初開催であり、日本経済を牽引する製造業の多い東海地区での実施によって経済大国である日本をより世界にアピールする機会となった。 2.当会議は震災から3ヶ月後に開催が予定されており、影響を払拭しようと、主催者は3月14日にはすでにホームページ上で声明を出し、いち早く参加者の不安を払拭し、参加者数減少を防ぐことに努めた。 3.当会議からいち早くJNTOに「日本が安全である旨」のレターを国より発出してほしいとの要望が出され、JNTOの調整により観光庁より迅速にサポートレターが発出された。これをきっかけに、観光庁より国際会議に対する長官発出のサポートレターが発行され、その後の国際会議開催中止を多数防ぐこととなった。 4.当会議の参加者に対しインタービューを行い、日本は安全であることを証言してもらった。そのビデオはJNTOのホームページ上にアップされ、日本全体に対する不安の払拭をすることに対しても協力を行った。 |
会議名 |
和文:第23回国際血栓止血学会 英文:XXIIIrd Congress of the International Society on Thrombosis and Haemostasis (ISTH2011) |
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開催期間 | 2011年7月23日〜7月28日(6日間) |
主催者 | 第23回国際血栓止血学会組織委員会 |
開催都市 | 京都市 |
参加予定人数 | 6000名(海外:4000名 国内:2000名) |
参加予定国数 | 約80カ国・地域 |
競合国(都市) | |
受賞理由 |
1.震災による開催中止を阻止するため、素早く関係機関(京都府、京都市、観光庁、JNTO)からのサポートレターを発出したこと。 2.放射能による影響を第三者機関である中立的なリスク調査会社を起用し、会議開催を決断する上で必要な情報を収集し、国際本部理事会に提出するなど、あらゆる手段で開催中止を阻止した。その取組みが評価され、観光庁から感謝状が発出されただけでなく、IAPCO Awardをも受賞した。 3.関空・京都駅・地下鉄・ホテル等参加者の立ち寄りが考えられる場所に歓迎標示を設置し、開催会場内で観光案内デスクを設置するなど、震災直後にも関わらず日本を訪れてくれた参加者に最大の感謝の気持ちとホスピタリティーを表した。 |
会議名 |
和文:第24回世界建築会議 UIA2011東京大会 英文:UIA2011 TOKYO The 24th World Congress of Architecture |
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開催期間 | 2011年9月25日〜10月1日(7日間) |
主催者 | UIA2011東京大会日本組織委員会 |
開催都市 | 東京都 |
参加予定人数 | 5100名(海外:1900名 国内:3200名) |
参加予定国数 | 106カ国・地域 |
競合国(都市) | |
受賞理由 |
1.建築業界で世界をリードする日本であるが、当該会議の開催は日本では初めてである。 2.震災後の開催のため、復興をテーマに副題としての議論「災害を克服し、一丸となって、持続可能な未来へ」は復興へのステップアップにもなった。 3.日本建築界の技術力の高さを世界に発信する好機となっただけでなく、震災を通し、日本の建築家たちが感じた「建築物を取り巻く社会全体までをも視野に入れて建築と向き合わなければならない」という新しいかたちの考え方を各国の人に発信できた。 4.JNTOの寄附金募集・交付金交付制度を活用し、財政面に於いても効率的な運営を心掛けた。 |