2017年度「国際会議誘致・開催貢献賞」 受賞会議


1.国際会議誘致の部

効果的なPR や開催立候補による諸外国との誘致競争の結果などにおいて我が国への誘致に成功した国際会議

会議名 和文:第11回 言語リソースと評価に関する会議
英文:11th Edition of the Language Resources and Evaluation Conference (LREC 2018)
開催期間 2018年5月7日~12日(6日間)
主催者 European Language Resources Association (ELRA)
開催都市 宮崎市(宮崎県)
参加予定人数 1200名(海外:800名 国内:400名)
参加予定国数 20カ国・地域
競合国(都市) 南アフリカ・イタリア 他
受賞理由 ・キーパーソン視察時の宮崎県知事、宮崎市長の懇親会参加や、国際会議開催支援補助金の上 限額引き上げ等、自治体によるバックアップがあった。
・アジア地域からの直行便や、コンベンション会場へスムーズに行き来するための提案提示など、 アクセスの良さをアピールする工夫を行った。
・海外からは知名度が高いとはいえない都市であるが、地理的、歴史的魅力を伝え、会議開催に関わる不安面を、柔軟に誠意をもって対応した結果、ヨーロッパ以外の地域への誘致に初めて成 功した。

会議名 和文:第16回 アジア太平洋地域ITSフォーラム(2018福岡)
英文:ITS Asia-Pacific Forum 2018
開催期間 2018年5月8日~10日(3日間)
主催者 アジア太平洋地域ITSフォーラム2018福岡実行委員会
開催都市 福岡市(福岡県)
参加予定人数 1000名(海外:500名 国内:500名)
参加予定国数 12カ国・地域
競合国(都市)
受賞理由 ・各国理事あてに支援依頼のメールや福岡でのITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交 通システム)イベントの案内の送付、理事の招待視察など、福岡への認知と親交を深めてもらうた めの積極的なロビー活動により、2度目の挑戦で誘致に結びつけた。
・アジア太平洋地域の将来を担う大学生、高専学生によるアイディアソンなどのプログラムや、九州 広域連携によるテクニカルビジットツアー等、従来にない取り組みの企画提案を行った。
・会議開催により開催都市福岡のみならず、日本のITSの社会実装を促進する(自動運転等安全技術の向上、交通渋滞の緩和、交通情報の共有、交通系カード適用範囲拡大による利便性向上、交通弱者へのIT技術導入、遠隔地医療等へのITS技術の応用など)ことが期待される。

会議名 和文:第19回 国際小児脳腫瘍シンポジウム
英文:The 19th International Symposium on Pediatric Neuro-Oncology (ISPNO 2020)
開催期間 2020年6月21日~24日(4日間)
主催者 第19回 国際小児脳腫瘍シンポジウム組織委員会
開催都市 軽井沢町(長野県)
参加予定人数 1000名(海外:700名 国内:300名)
参加予定国数 40カ国・地域
競合国(都市) ドイツ・その他(非公開) 合計4ヶ国
受賞理由 ・開催地である軽井沢について、自然豊かなリゾート地でありながら、国際空港(羽田、成田)からのアクセスが良く、学会参加者のみならず、家族も楽しめる地であることをアピールし、共感を得 た。
・日本における財政的受け皿(日本脳神経財団、日本脳腫瘍学会)を明確にしたことにより、予算に対する安心感を得られた。
・内閣総理大臣を始め、厚生労働大臣、長野県知事、軽井沢町長から支援レターが発出され、MICE誘致アンバサダーの嘉山孝正氏(国立がん研究センター名誉総長)・国・自治体をあげての誘致活動が功を奏した。
・ロビー活動として、誘致活動期間中に開催された関連学会に多数の組織委員が出席し、投票者に働きかけを行った。

会議名 和文:第29回 人工知能国際会議
英文:The 29th International Joint Conference on Artificial Intelligence (IJCAI)
開催期間 2020年8月中旬~下旬(7日間)
主催者 人工知能国際会議現地実行委員会
開催都市 名古屋市(愛知県)
参加予定人数 2500名(海外:2000名 国内:500名)
参加予定国数 50カ国・地域
競合国(都市)
受賞理由 ・開催地、名古屋の説明として「世界的企業トヨタの本社がある大都市であること」「グレーター名古屋のGDPが世界20位でスイスの規模に匹敵する」等、世界各国の方々に理解いただきやすい表 現でアピールした。
・関係各所への働きかけにより、会議開催に関わる費用を抑える努力や、ユニークベニューの魅力的な提案を行った。
・開催の際には世界最先端の研究者、技術者が名古屋に一堂に会し、当地域の先端産業との交流により、ビジネスイノベーションを誘発することが期待できる。

会議名 和文:第17回 世界地震工学会議
英文:17th World Conference on Earthquake Engineering (17WCEE)
開催期間 2020年9月14日~18日(5日間)
主催者 (公社)日本地震工学会(17WCEE日本招致委員会)
開催都市 仙台市(宮城県)
参加予定人数 3000名(海外:1500名 国内:1500名)
参加予定国数 80カ国・地域
競合国(都市) ニュージーランド(オークランド)・インドネシア(バリ)・メキシコ(カンクン)
受賞理由 ・競合国が観光地である中、日本は提案書、プレゼンテーションを通じて「震災経験・教訓の共有を行える場であること」「原発を含むテクニカルツアーなど多様な企画提案」を提示し、日本、とりわけ仙台で開催する意義を伝えた。
・投票権者一人一人の票読み、日本地震工学会会長名の支援依頼レター送付等、非常にきめ細かく、本気度が伝わる粘り強いロビー活動を行った。
・2名のMICE誘致アンバサダー〔目黒公郎教授(東京大学)、中埜良昭教授(東京大学)〕がリーダーシップをとり、仙台市、仙台観光国際協会、PCO、JNTOが一体となったチームワークにより、2回目のチャレンジで誘致を獲得した。
・観光庁、外務省の協力を得て、在チリ日本大使公邸においてJapan Nightを開催。大使、及び仙台市副市長も参加し、仙台(日本)の良さをアピールした。

会議名 和文:第22回 国際自動制御連盟世界大会
英文:22nd World Congress of the International Federation of Automatic Control 2023
開催期間 2023年7月
主催者 日本学術会議 IFAC 分科会
開催都市 横浜市(神奈川県)
参加予定人数 2500名(海外:1700名 国内:800名)
参加予定国数 70カ国・地域
競合国(都市) アメリカ(シカゴ)、オーストラリア(メルボルン)
受賞理由 ・立候補国が多く競争環境が非常に厳しい中、過去数回のチャレンジを糧に誘致活動に様々な改善を加え、不屈の努力と万全の誘致体制で誘致を獲得した。
・大会のビジョンを「伝統文化と革新的技術の調和『わ』による、社会問題解決と社会的価値創造の ためのシステム制御分野の新しい展開」とし、提案書、プレゼンテーション等で一貫したメッセージを伝えて共感を得た。
・当会議の日本開催により、日本の産官学が世界に先駆けて研究をすすめるスマートシティ、自動運転、スマートグリッド、災害対策用や医療用ロボットなどの環境・エネルギー・災害・健康分野における新世代のシステム制御技術の開発や実現化の加速が期待される。

会議名 和文:第15回 国際口蓋裂・頭蓋顔面異常学会
英文:15th International Congress on Cleft Palate and Related Craniofacial Anomalies
開催期間 2025年10月19日~24日(6日間)
主催者 一般社団法人 日本口蓋裂学会
開催都市 京都市(京都府)
参加予定人数 1500名(海外:800名 国内:700名)
参加予定国数 50カ国・地域
競合国(都市) メキシコ
受賞理由 ・3期連続の立候補。通算10年間に及ぶ誘致活動において、国際本部との関わりを強化し、学会の誘致活動の特徴を分析しつつ、ロビー活動、提案書の作成、PR活動を強化した。毎回質を高め、プレゼンスを上積みして挑戦し続けたことにより、誘致を獲得した。
・競合国の資金力に対抗し、国内学会をまとめ上げ、日本口蓋裂学会から2000万円の拠出金を準備した。
・誘致プレゼン、最終投票が行われる前回大会において、出席する関係者及び、JNTO、京都(府・市・コンベンションビューロー)が一致協力し、PRブースを出展。日本ならびに京都での開催をアピールし、誘致成功に結び付けた。

2.国際会議開催の部

国際会議開催にあたり会議運営、地域貢献などにおいて、今後の模範となる実績を上げた国際会議

会議名 和文:第36回 国際影響評価学会年次大会(IAIA16)
英文:36th Annual Conference of the International Association for Impact Assessment
開催期間 2016年5月9日~14日(6日間)
主催者 International Association for Impact Assessment(国際影響評価学会・IAIA)
開催都市 名古屋市(愛知県)
参加予定人数 1228名(海外:964名 国内:264名)
参加予定国数 76カ国・地域
競合国(都市)
受賞理由 ・開催地である愛知・名古屋周辺の環境アセスメントのグッドプラクティスを、セッション、ツアーを通じて
効果的に発信し、開催都市の特色を活かした会議運営を行った。
・名古屋国際会議場の協力のもと、地元の多数の大学関係者等が協力し、 ダインアウト(少人数での夕食ツアー)でのおもてなしの企画、シティインフォメーションデスク運営、 会議後の名古屋市内ミニツアーの企画実施など、地域ならではの特徴的なスポットの紹介を行っ た。
・大会記念ディナーでユニークベニューとして熱田神宮を使用し、地酒コーナーを設けて 参加者に振る舞うなど、地域色を生かした取り組みを行った。
・会議参加者の満足度が9割を超え、国際本部から感謝状が贈られ、大きな成功を収めた。

会議名 和文:第99回 ライオンズクラブ国際大会
英文:99th LIONS CLUBS INTERNATIONAL CONVENTION
開催期間 2016年6月24日~28日(5日間)
主催者 第99回ライオンズクラブ国際大会ホスト委員会
開催都市 福岡市(福岡県)
参加予定人数 38000名(海外:13000名 国内:25000名)
参加予定国数 119カ国・地域
競合国(都市)
受賞理由 ・空港や市内メインストリート、会場周辺に歓迎バナーを掲示したほか、空港や主要20数カ所のホ テルにおける臨時のインフォメーションブースの設置を行うなど、歓迎ムードを醸成すると共に参加 者の利便性の向上のための取り組みを行った。
・大会参加者への記念品として、博多織の名刺入れを活用し、伝統工芸品の振興やPRに努めた。 また、メインイベントであるパレードの終点に福岡の観光や物産、食で参加者をもてなすライオンズ マーケットを設置し、開催地の特色を出すと共に地域一体となった大会運営を行った。
・国内外向けのテレビ等マスメディアでも取り上げられ、福岡の知名度・プレゼンスを向上させた。

会議名 和文:第31回 国際心理学会議
英文:The 31th International Congress of Psychology
開催期間 2016年7月24日~29日(6日間)
主催者 公益社団法人日本心理学会・日本学術会議
開催都市 横浜市(神奈川県)
参加予定人数 8026名(海外:4254名 国内:3772名)
参加予定国数 95カ国・地域
競合国(都市)
受賞理由 ・会議参加者向けに市内交通一日券や観光・飲食の特典を含む『インバウンドパス』を実験的に無 料配布し、アンケートを通じて効果と今後の課題を洗い出すなど、特筆すべき運営を行った。
・会議に合わせて中高生向けワークショップを含む市民公開講座を多数実施し、心理学の知見を 広く一般に公開するなど開催都市全体での取り組みを行った。
・国別に3段階の参加料金カテゴリーを設け、途上国参加者の参加費を低く抑えることで、国際学 会に初参加というアジア・アフリカからの参加者も多数集めている。
・市内のボランティア団体と連携し、会期中に和文化紹介のプログラムを実施し、日本開催の特色 を出した。

会議名 和文:第 46 回国際禁制学会
英文:The 46th Annual Meeting of International Continence Society -ICS 2016 Tokyo
開催期間 2016年9月13日~16日(4日間)
主催者 国際禁制学会(International Continence Society)
開催都市 千代田区(東京都)
参加予定人数 2500名(海外:2000名 国内:500名)
参加予定国数 75カ国・地域
競合国(都市)
受賞理由 ・参加者の集客に向け、食事や宿泊において安価な選択肢も多数提示し、海外からの参加者の利 便性向上のための取り組みを行った。
・医療系会議を多数催行する海外大手のコアPCOが日本で初めて開催する国際会議であり、ベ ニューとの契約や主催者とのコミュニケーションなど東京観光財団がバックアップを行うことによっ て円滑な会議運営を行った。今後の他分野の医療会議誘致にも資するものとなったといえる。
・高円寺阿波踊りによるおもてなしや、テクニカルツアーを通した都内最先端コンチネンスケア施設 訪問など、東京ならではのプログラムを実現し、開催都市の魅力を参加者へ広く発信した。
・国内出展社枠の拡大及び割引適用を行ったほか、東京都内の中小企業による合同ブース出展を 行い、開催地の産業の発展に貢献した。

会議名 和文:第3回 アジア未来会議
英文:The 3rd Asia Future Conference
開催期間 2016年9月29日~10月3日(5日間)
主催者 公益財団法人渥美国際交流財団
開催都市 北九州市(福岡県)
参加予定人数 397名(海外:300名 国内:97名)
参加予定国数 20カ国・地域
競合国(都市)
受賞理由 ・北九州市の公害克服から環境未来都市へと変容する取り組みを開催地の特性として打ち出し、 会議での事例紹介やスタディツアーでの体験を提供するなど、開催地の歴史を活かした会議開催 を行った。
・地元の大学(ホスト校)がコンベンション協会と連携して誘致段階から関わり、多くの職員や学生 ボランティアが会議運営に加え日本文化体験の提供やスタディツアーの企画・運営を行ったこと で、参加者の満足度を高めると共に地域の国際人材育成にも貢献した。
・テレビ等のマスメディアにも取り上げられることによって、国際会議開催の意義を広くPRすること に成功した。

会議名 和文:第20回 国際音楽学会東京大会
英文:The 20th Congress of the International Musicological Society
開催期間 2017年3月19日~23日(5日間)
主催者 第20回国際音楽学会東京大会組織委員会
開催都市 台東区(東京都)
参加予定人数 838名(海外:517名 国内:321名)
参加予定国数 45カ国・地域
競合国(都市)
受賞理由 ・会議の一環として行われた演奏会をすべて一般にも公開し、多くの聴衆を集めた。また、開催地 から徒歩圏内にある上野学園大学でも公開の演奏会と展覧会を開催し、学生ボランティアの協力 の下、地域と一体となって開催及び運営を成功させている。
・オープニング・コンサートとして、日本雅楽による管弦を、宮内庁式部職楽部・東京楽所が演奏し、 日本開催の特色を出す演出を行った。
・海外の若手研究者に対して日本からの距離に応じた額の渡航費援助を出し、若手研究者の参加 促進に向けた取り組みを行った。
・ウェルカムレセプション会場として東京都美術館をユニークベニューとして試行的に利用し、開催 都市の魅力を参加者に広く発信した。