2018年度「国際会議誘致・開催貢献賞」 受賞会議


1.国際会議誘致の部

創意工夫により効果的な誘致活動を行い、諸外国との競争の結果、日本への誘致に成功した国際会議。

会議名 和文:INORMS 2020年世界大会
英文:International Network of Research Management Societies 2020 Congress(INORMS 2020)
開催期間 2020年5月25日~28日(4日間)
主催者 リサーチ・アドミニストレーター協議会(RA協議会)INORMS2020大会実行委員会 
開催都市 広島市(広島県)
参加予定人数 600名(海外:450名 国内:150名)
参加予定国数 40
競合国(都市) 南アフリカ共和国(ケープタウン)
受賞理由

・広島市、広島大学、広島観光コンベンションビューローの三者による国際会議誘致に向けた連携・協力協定が効果的に機能し、迅速な情報収集や支援体制整備が可能となった。
・主催団体であるリサーチ・アドミニストレーター協議会のネットワークをいかし、国際会議開催経験を持つ国内外の有識者を誘致委員会のメンバー・アドバイザーとして迎え入れ、誘致計画書の作成支援や運営における助言を受けることを通じて効果的な誘致提案を行った。
・研究支援専門職の分野では初のアジア開催であり、欧米地域よりは歴史の浅い日本の研究支援専門職の存在を対外的に示す機会となることが期待される。


会議名 和文:国際光工学会会議 (天体望遠鏡と観測装置)
英文:SPIE Astronomical Telescopies and Instrumentation 2020
開催期間 2020年6月14日~19日(6日間)
主催者 The International Society for Optical Engineering(SPIE)
開催都市 横浜市(神奈川県)
参加予定人数 2300名(海外:2000名 国内:300名)
参加予定国数 30
競合国(都市) 韓国(ソウル)、マレーシア(クアラルンプール)
受賞理由

・これまで北米・欧州において交互に開催されていた大規模会議を初めて日本に誘致することに成功したものであり、開催都市の国際的なプレゼンスを大きく向上するものである。
・過去3回にわたり誘致に取り組み、いずれも海外他都市へ決定していたが、4回目となる今回は招致の中核に担われたMICEアンバサダー家正則教授、横浜コンベンションビューロー、パシフィコ横浜やDMCなどの強固な連携のもと国際光工学会本部やコアPCOとの調整を経て、誘致に成功した会議である。


会議名 和文:国際研究皮膚科学会(ISID 2023)
英文:International Societies for Investigative Dermatology(ISID 2023)
開催期間 2023年5月10日~14日(5日間)
主催者 一般社団法人 日本研究皮膚科学会
開催都市 新宿区(東京都)
参加予定人数 2500名(海外:2000名 国内:500名)
参加予定国数 58
競合国(都市) 韓国(ソウル)
受賞理由

・国内学会における学術大会を全て英語化するなど、長年取り組んできた国際化の取り組みにより世界各国の研究皮膚科学会とのネットワークを構築し、それらの実績を効果的に誘致へと結び付けた。
・若手研究者をはじめ次世代の育成に向けた取り組みを発信したほか、国内学会でダイバーシティ・コミッティーを立ち上げ、ジェンダーバランスや多様な年代バランスを考慮した幅広い人材の参画に取り組んでいることを効果的にアピールした。
・東京都、東京観光財団の財政的、実務的な支援を得るとともに、事前の情報収集やロビー活動を綿密に行い、盤石の体制で誘致活動を展開した。


会議名 和文:応用数理国際会議(ICIAM 2023)
英文:International Congress on Industrial and Applied Mathematics(ICIAM 2023)
開催期間 2023年8月20日~25日(6日間)
主催者 International Council on Industrial and Applied Mathematics (ICIAM)
開催都市 新宿区(東京都)
参加予定人数 3000名(海外:2000名 国内:1000名)
参加予定国数 70
競合国(都市) インド、ブラジル、韓国
受賞理由

・学術研究者のみならず産業研究者をはじめ、日本各地の国内キーパーソンを巻き込み、国内26団体・組織からのサポートレターを集めるなど、学術・産業・経済界のオールジャパン体制での誘致を行った。
・早稲田大学を会場とすることで会場費を削減し、参加登録費を安く抑えたほか、幅広い価格帯の飲食・宿泊オプションの紹介を行うことで、コスト面における不安を払拭した。
・開催都市の投票が行われるワークショップにおいて、若手研究者をはじめ日本人参加者が積極的に参加・発表を行うことで存在感を示し、効果的な誘致PR活動を行った。


会議名 和文:第34回 国際電波科学連合総会
英文:XXXIVth URSI General Assembly and Scientific Symposium (URSI GASS 2023)
開催期間 2023年8月※会期未定(8日間)
主催者 国際電波科学連合 (URSI)
開催都市 札幌市(北海道)
参加予定人数 1000名(海外:700名 国内:300名)
参加予定国数 50
競合国(都市) イタリア(ローマ)、ポーランド(ワルシャワ)、シンガポール
受賞理由

・主催代表者の小林一哉教授(中央大学)はMICEアンバサダーとして2度目の大型国際会議の誘致成功となり、産学官連携によるオールジャパン体制とアンバサダープログラム活用による強力なサポートが功を奏した。
・日本では30年ぶりの3度目の開催となり、電波科学における日本の最先端研究成果を世界へ発信する好機と期待できるとともに、アジアにおける関連学術分野の発展、及び、次世代研究者の養成などへの日本の貢献が約束されている。


2.国際会議開催の部

国際会議開催にあたり会議運営、地域貢献などにおいて、今後の模範となる実績を上げた国際会議

会議名 和文:-
英文:Gastech Conference and Exhibition 2017
開催期間 2017年4月4日~7日(4日間)
主催者 Gastech Japan 2017 Consortium
開催都市 千葉市(千葉県)
参加予定人数 2344名(海外:1500名 国内:844名)
参加予定国数 96
競合国(都市)
受賞理由

・「Women in Energy (女性対象)」「Young Gastech (学生対象)」といった1dayプログラムを企画し、エネルギー業界のダイバーシティ推進に努めた。
・地元千葉の支援と懸命な呼びかけ活動により過去最多の参加者数を記録し、約55億円(観光庁MICE簡易測定モデルにより算出)の経済効果を千葉県に及ぼした。
・近隣大学の語学ボランティア学生やボランティア団体が会議に参加した。約40人のボランティアにMICE参画の機会を提供し、東京オリンピック・パラリンピックの会場となる幕張メッセにおけるボランティア醸成に貢献した。


会議名 和文:-
英文:JpGU-AGU Joint Meeting 2017
開催期間 2017年5月20日~25日(6日間)
主催者 公益社団法人日本地球惑星科学連合
開催都市 千葉市(千葉県)
参加予定人数 8450名(海外:1110名 国内:7340名)
参加予定国数 48
競合国(都市)
受賞理由

・国内学会の連合大会が初めて海外学会(米国地球物理学連合:AGU)の連合大会と合同で開催した会議であり、今回の取り組みにより今後も定期的にジョイントミーティング開催の計画が持ち上がるなど、国内学会の国際化の例として高い意義を有するものである。
・市民が参加できるパブリックデー、中高生向けの講演会や高校生によるポスター発表などのプログラムを設け、一般市民・学生への知の還元に積極的に取り組むなど、優れた運営を行った。


会議名 和文:第21回 国際疫学会総会
英文:The 21st International Epidemiological Association (IEA)  World Congress of Epidemiology (WCE2017)
開催期間 2017年8月19日~22日(4日間)
主催者 第21回国際疫学会総会組織委員会
開催都市 さいたま市(埼玉県)
参加予定人数 1131名(海外:624名 国内:502名)
参加予定国数 58
競合国(都市)
受賞理由

・開会式で「和太鼓と書道」、バンケットでは「盆踊り」を企画し日本らしさを演出したことが海外参加者の好評を得た。また福島原発の現状や川崎病をテーマとする日本独自のセッションテーマを掲げ、日本開催のオリジナリティを発信できた。
・発展途上国の若手研究者を対象に渡航費の援助を行い、高額な渡航費問題を解決できた。また女性参加者への配慮(託児所の手配)や環境保護を考慮した開催計画など、細やかな部分まで行き届いた会議運営となった。
・結核予防会総裁である秋篠宮妃殿下が開会式に臨席され、多数のメディアに取り上げられたことで、国内外で本会議に対する関心を呼び起こした。


会議名 和文:国際材料研究学会連合 先進材料国際会議2017
英文:IUMRS International Conference on Advanced Materials
開催期間 2017年8月27日~9月1日(6日間)
主催者 日本MRS
開催都市 京都市(京都府)
参加予定人数 1878名(海外:773名 国内:1105名)
参加予定国数 44
競合国(都市)
受賞理由

・6日間と比較的長い開催期間で、かつ計1800名以上の参加者が京都市に滞在したことにより、開催都市に経済波及効果をもたらした。
・京都大学吉田南キャンパスでの開催となり、ノウハウが少ない中で近隣会場を有効に活用した。また学生もアルバイトとして会議に携わり、学会のみならず学生にも幅広く活躍してもらう機会を提供できた。
・懇親会では8名の芸舞妓の舞を披露したことにより、参加者に開催都市の京都らしい文化に触れられる場を提供し、日本開催の特色を発信できた。


会議名 和文:第23回 世界神経学会議
英文:XXIII World Congress of Neurology (WCN2017)
開催期間 2017年9月16日~21日(6日間)
主催者 第23回世界神経学会議組織委員会、日本学術会議
開催都市 京都市(京都府)
参加予定人数 8617名(海外:3519名 国内:5098名)
参加予定国数 120
競合国(都市)
受賞理由

・世界的な観光都市である京都への評価と期待が高まった結果、当初5,000名を想定していた参加人数の1.7倍となる8,617名が本会議に参加した。この参加者数は世界神経学会議の歴史において過去最多の人数となり、日本開催の効果性をアピールできただけではなく、開催地域への経済効果の波及にも大きく貢献した。
・秋篠宮殿下・妃殿下のご臨席のもと盛大に開会式を行い、国内外で多くのメディアに取り上げられた結果、国際会議開催地としての京都のメディア露出が増え、日本のプレゼンスを高められた。
・運営責任者である海外コアPCOとの緊密な連携が成果をあげ、京都へ様々な国際会議を誘致していくための足掛かりとなった。
・まさに「完全試合」と言える開催と運営のため、大型国際会議開催時の手本となる取り組みが多数あった。


会議名 和文:LAWASIA東京大会2017
英文:30th LAWASIA Conference – TOKYO 2017
開催期間 2017年9月18日~21日(4日間)
主催者 "LAWASIA (The Law Association for Asia and the Pacific) (実施主体/企画・運営/実行:LAWASIA東京大会2017組織委員会)"
開催都市 千代田区(東京都)
参加予定人数 1607名(海外:621名 国内:986名)
参加予定国数 41
競合国(都市)
受賞理由

・大相撲観戦、着付け体験、呈茶体験など日本の魅力を発信するプログラムを企画したことに加えて、浅草へのエクスカーションも実施し、開催地である東京の魅力を発信できた。
・法学部やロースクールの学生からボランティアを募り、当日の運営をサポートし、効率的な会議運営を図られた。またプログラムの一環として「模擬裁判」を実施し、学生の会議参加を促進でき、法曹教育においても有意義な会議となった。
・JNTOの寄附金交付金制度を利用したことにより、予想以上の寄附金を集めることができ、より効果的な会議開催となった。
・皇太子殿下・妃殿下のご臨席により、会議の知名度が向上。国内外でのメディア露出を拡大し、国際会議の開催地としての日本をアピールすることができた。


会議名 和文:第4回 国際生殖生物学会
英文:The Fourth World Congress of Reproductive Biology(WCRB2017)
開催期間 2017年9月27日~30日(4日間)
主催者 公益社団法人 日本繁殖生物学会
開催都市 宜野湾市(沖縄県)
参加予定人数 794名(海外:384名 国内:410名)
参加予定国数 32
競合国(都市)
受賞理由

・オープニングセレモニーにおける琉球演舞の披露や、プールサイドガーデンにおける懇親会の開催など、開催地域の魅力を広く参加者に発信した。
・前回大会や関連する国際学会で当会議の沖縄開催を積極的にアピールし、例年を大きく上回る参加者を集めた。
・今回の会議をきっかけに関連分野の研究集会の沖縄開催が決定するなど、開催地の長期的な学術・産業発展や経済効果の創出に資するものである。


会議名 和文:第49回 国際PCO協会年次総会
英文:49th IAPCO Annual Meeting and General Assembly
開催期間 2018年2月7日~10日(4日間)
主催者 第49回国際PCO協会年次総会 準備委員会
開催都市 港区(東京都)
参加予定人数 102名(海外:91名 国内:11名)
参加予定国数 32
競合国(都市)
受賞理由

・32か国・地域の主要PCO(Professional Congress Organisers)が日本に集まり、会議開催地としての日本の魅力を見直すきっかけとなった。会議終了後のレガシー効果も高く、日本のプレゼンス向上につながった。
・会議専用のアプリとウェブサイトの活用により、ペーパーレス会議を心がけ、先進的かつ効率的な会議運営を行った。
・着物を着てガラディナーに参加できる着付けプログラムを用意し、会議参加者が直接日本文化に触れられる場を提供し、日本の魅力と特性を活かすことができた。
・国内外業界紙で会議開催の記事が掲載されたことにより、日本は会議開催地として注目を浴びた。


会議名 和文:世界天文コミュニケーション会議 2018 in 福岡
英文:-
開催期間 2018年3月24日~28日(5日間)
主催者 "国際天文学連合コミッション2 ”Communicating Astronomy with Public"""
開催都市 福岡市(福岡県)
参加予定人数 446名(海外:197名 国内:249名)
参加予定国数 53
競合国(都市)
受賞理由

・能楽堂における会議参加者参加型のウェルカムイベント、バンケットにおける地元学生によるアトラクション、天体観測会や宇宙をテーマにした茶会の実施など、開催都市が一体となった取り組みで参加者へのおもてなしを行った。
・学術関係の会議内容に加え、日本・福岡の多様な文化や景観をSNSを通じて国内外へ発信したほか、科学誌"Nature Astronomy"にも取り上げられ、開催都市のプレゼンスを大きく向上させた。
・クラウドファンディングにより若手参加者や発展途上国からの参加支援を行うなど、資金運営面で優れた工夫を行った。