2022年04月22日

MICE市場トピックス(4月)

毎月、海外の複数市場について、JNTO海外事務所が収集したMICE関連の状況やトピックスをご紹介します。
① MICE関連の旅行会社や関係団体の動向
② MICE関連の訪日意欲の有無・変化
③ イベント開催の有無とその感染症対策
④ その他の特記すべきトピックス、ニュース (特筆する情報がない場合は、当該番号に「なし」と記載しています。)
本情報の転送や媒体掲載はご遠慮ください。※2022年3月末時点の情報です。
【フランス市場】

① ウクライナ情勢の影響で、東ヨーロッパやアジアへの旅行が困難な状況にある。航空会社はロシア領空を避けるためにルートを再調整している。ANA、Air France、Finnair等はすでに新しいルートが決まっており、これにより飛行時間が2~4時間長くなっている。

② なし

③ フランスでは2022年3月14日以降、多くの公共の場ではヘルスパスの提示義務が解除された(病院などでは引き続き提示義務がある)。また、病院や公共交通機関を除く多くの場でのマスク着用義務も解除されたが、政府は引き続きマスクを着用するよう推奨している。3月中に感染者数が増えたが、政府は現時点で施策を変更しないと発表している。ベルギーでは3月4日以降、Covid Safe Ticketの提示義務が病院等を除く多くの公共の場で解除された。3月中に感染者が増えており、政府は4月に新規政策を検討するという。スイスでは、3月中に感染者が減り続けており、連邦参事会が3月31日に、4月1日以降保健衛生上の制限を全て解除すると発表している。

④ なし

【イタリア市場】
① イタリアでは2021年6月15日以降にイベントのリアル開催も可能となり、見本市等も開催されている。

② 訪日意欲は変わらず高く、訪日旅行の実施が可能になればニーズはさらに高まると考えられる。

③ 現在はオンラインまたはハイブリット型で開催されているが、対面が増加している。2021年6月以降、見本市、コンベンションがリアルで開催できるようになったが、現時点では大きなイベントの場合ワクチンを3回接種した者並びに治癒した者のみが取得できる「スーパーグリーンパス」が必要という整理になっている。2022年5月以降はパスのありなしに関わらずイベントへの参加が可能になる。

④ なし

【フィリピン市場】
① フィリピンでは2022年3月29日より規制の一番強いロックダウン措置が取られたため、旅行会社の営業が認められていない状態である。先を見据えた需要の動きは見て取れるものの、日本・フィリピン両国で入国規制が強化されているため、具体的な動きはまだ少ない。

② 渡航規制解除後はすぐにでも訪日旅行をしたいという意欲は高い。

③ ロックダウン措置により、イベント禁止や飲食店の店内飲食禁止が続いている。公共交通機関も限定的な運航となっている。

④ ない

【シンガポール市場】
① シンガポールはアジアでのMICE中心地となることを目指している。今後のビジネスイベントとして、2022年2月から2022年10月までに20以上の主要な展示会や国際会議がリアル開催される予定となっており、ビジネスイベント・ハブとしてのシンガポールの位置付づけが強化されることとなる。

② 日本でのビジネスイベントやインセンティブプログラムの開催について、問い合わせが来ている。MICEプランナーを通して日本について情報収集する件数が増えてきているが、残念ながらいつ渡航可能となるかが未定のため、クライアントが日本での開催をあきらめて他国に切り替えることを決定するケースも増えている。また日本が全てのビザ免除を一時停止したことで、開催を検討する人々からビザ申請の問題が提起されている。

③ 2022年3月4日にサンズエキスポ&コンベンションセンターでForces of Changeというイベントが開催された。企業、協会やイベントエイジェンシーの専門家が集まり、2021年のビジネスイベント業界の振り返りや今後の展望のほか、対面でのイベントが復活し国境が再開した場合でも、ハイブリッド形式が会議やイベントにどのような影響をもたらすかなどについて議論が行われた。トレンドは変化しているが人々がface to faceで会い、個人的な繋がりを持つことがイベントを開催する上で重要な点であり、テクノロジーは優れたツールであるが対面式のイベントにとって代わるものはないという意見などが出ていた。

④ なし

 

転載禁止(©JNTO)
<JNTO担当部署> MICEプロモーション部  TEL:03-5369-6015  E-mail:convention@jnto.go.jp

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