2022年06月28日

MICE市場トピックス(6月)

毎月、海外の複数市場について、JNTO海外事務所が収集したMICE関連の状況やトピックスをご紹介します。
① MICE関連の旅行会社や関係団体の動向
② MICE関連の訪日意欲の有無・変化
③ 現地でのイベント開催の有無とその感染症対策
④ その他の特記すべきトピックス、ニュース  (特筆する情報がない場合は、当該番号に「なし」と記載しています。)
本情報の転送や媒体掲載はご遠慮ください。※2022年6月末時点の情報です。
【ベトナム市場】

① 全国的に新型コロナに感染に対する考え方がニューノーマルにシフトしてきており、ハイシーズンである夏が近づいているので、人々の旅行のニーズが非常に高い。国内観光、海外旅行ともに販売は好調であり、インバウンド観光も徐々に回復してきている。また、コロナ禍の2年間で延期やキャンセルになったインセンティブツアー、イベントの開催が非常に盛んになっている。

② 旅行会社へのヒアリングによると、ベトナム人の訪日観光の需要は高い。また、日本政府の外国人観光客受け入れ政策や日本が世界トップ観光地に評価された日本の最新ニュースは常に注目されており、各メディアや旅行会社の間で頻繫に取り上げられている。一部の旅行会社が仮の出発日程で訪日ツアーの販売を試したところ、多くの問い合わせがあったとのこと。国内でのインセンティブツアーも非常に盛んになっており、タイやシンガポールなど近いデスティネーションでのインセンティブツアーが少しずつ増えてきている。日本でのインセンティブツアーを希望する企業は多くあるが、外国人観光客受け入れ再開が進まないことから、別の国を選ぶ傾向がある。一方で、催行日が未定にも関わらず、日本を強く希望し、インセンティブツアー申し込む企業も一部ある。

③ ベトナムにニューノーマル時代が訪れたとともに、大規模なイベントが多く開催されている。5月14日から5月17日で開催されたホーチミン市旅行博(Ho Chi Minh Travel Day)では約15万人が来場し、その売上は2020年度比50%増の600億ドン(日本円:約3億4,830万円)にのぼった。また、5月12日から5月23日には東南アジア版オリンピックと称される東南アジア競技大会(SEA Games )がハノイ市をはじめとする全国の11市省で開催された。この大会に合わせて、「ハノイギフトフェスティバル」、「ハノイ観光フェスティバル」など多くの観光プロモーションイベントも実施された。

④ ビルや商業施設、レストランなどで最低限の感染症防止対策(マスク着用や消毒液の設置等)はされているものの、人数制限や集会の禁止などはされておらず、ほぼコロナ前の通常生活が戻ってきている。

【韓国市場】
① 6月10日以降の観光目的の団体旅行について、インセンティブツアーを取り扱う旅行会社から主に入国や訪日ガイドラインについての詳細、各地の状況や支援体制に関しての問い合わせが増えている。一方で訪日の際に航空座席が確保しにくいケースもあり、国際線の運航回復を待っているなどの声もある。

② 小規模の訪日旅行の問い合わせが少しずつ入ってきている。しかし訪日意欲はあるものの、韓国から無条件で入国・観光が可能であるグアム、サイパン、タイ、シンガポール、ハワイ、ヨーロッパなど、入国が難しくない国へ旅行先を変更するケースもあり、需要が流れている。

② 5月12日~5月13日にAsia Pacific MICE Business Festival 2022(APMBF2022)が大田コンベンションセンターで開催され、約500人がリアル参加した。ソーシャルディスタンスの解除により、入場時や会場内の規制はマスクの着用程度だった。
また5月23日から27日にかけて、大邱EXCOで世界ガス総会(WGC)が5日間にわたり完全リアル開催された。世界90カ国の参加人数延べ約2万人(内海外からの参加者は4500人)が会場に集結し、コロナ後に「完全対面方式」にて初めて開催された大規模な国際行事となった。

④ 5月27日に医療機器メーカーのインセンティブ観光客が、ベトナムから約30人、タイから約20人が明洞の新世界免税店を訪問した。これはコロナ以後、韓国内の免税店を訪れた初めてのインセンティブ観光客であるとメディアに紹介された。 また6月7日にはマレーシアの化粧品会社からインセンティブ観光客約150人がロッテ免税店明洞本店を訪問した。ロッテ免税店にはコロナ禍でも小規模の団体訪問はあったが、100人以上のインセンティブ団体の訪問はコロナ以後初めてとなった。

【香港市場】
① なし

② なし

③ 5月27日~5月29日にかけて、香港市内最大規模のコンベンションセンターである香港会議展覧中心(Hong Kong Convention and Exhibition Centre)にて、BtoC向けの大規模アートイベント「Art Basel Hong Kong 2022」が開催された。 2021年はコロナの影響により、会場からのライブ配信や展示内容をオンラインでも鑑賞可能とするハイブリッド型で実施されたが、コロナの市内感染が減少傾向にある2022年は、コロナ以前のようにリアル開催をメインとしたスタイルで開催され、例年同様多くの来場者で賑わった。

③ 5月15日、香港会議展覧中心(Hong Kong Convention and Exhibition Centre)に隣接して、地下鉄(Mass Transit Railway)の新駅「會展駅(Exhibition Centre Station)」が開業した。新駅の開業により、香港市内各地から香港会議展覧中心(Hong Kong Convention and Exhibition Centre)へのアクセスの利便性が高まったことで、同施設で開催されるイベントへの来場者増が期待されるものと思われる。

 

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