インセンティブ旅行の誘致、決定までの流れ、プロモーションのポイントをご紹介します。

開催地決定までの流れ

旅行会社・コンベンションビューローの提案から開催地決定へ


1 インセンティブ旅行案件の入手

海外の企業や旅行代理店から、JNTOの他、ホテルや施設、国内のコンベンションビューローやDMC*、DMO*に直接連絡が入るケースが多く見られます。また、積極的に海外見本市や商談会に参加し、企業のインセンティブ旅行担当者や旅行代理店と直接会って商談を行うことは、新たな情報を入手する上で効果的です。

* DMOとは、観光施設、自然、食、芸術・芸能、風習、風俗など当該地域にある観光資源に精通し、地域と協同して観光地域作りを行う法人のこと。Destination Management/ Marketing Organization(デスティネーション・マネージメント/マーケティング・オーガニゼーション)の頭文字の略。
* DMCとは、保有する豊富な開催地に関する専門知識、情報、経営資源等を活用して、MICE等に関わるプログラム、ツアー、輸送・運送計画等を企画・提案し、サービスを提供する専門会社のこと。Destination Management Company(デスティネーション・マネージメント・カンパニー)の頭文字の略。

2 プログラムなどの提案

海外の企業や旅行代理店からの引合いに、コンベンションビューローやDMO、DMCが地元の情報や提供するプログラムを提案する、という形が多いです。すでに開催地が決まっている場合もあるほか、いくつかの候補の中の1つに残っている段階での問合せもあります。
インセンティブ旅行は、国際会議に比べ、実施までのリードタイムが短く、問合せに対して、迅速に回答することが重要です。そのため、会場、宿泊施設、レストラン、プログラムなど情報が速やかにとれるように、地域内のサプライヤーとのネットワークづくりを普段から行うことが必要になっています。

3 開催地の決定

インセンティブ旅行の開催地は五輪や万博、国際会議のように巡回型で開催地が立候補し投票で決まるのではなく、主催企業のイベント担当者が、いくつかの提案の中から選択し、役員の承認を得るといった方法が多く見られます。参加者の希望や注目のリゾート、前回までの開催地、主催企業の関連性のある場所など、施設やプログラムの充実、といったさまざまな要素を各社独自の選定基準で判断し、決定されます。つまり、その企業が何を重視し、求めているかを適切に把握し、提案することが重要です。